好きな人がいる日常の話

増田貴久さんが好きです。増田貴久さんのラジオの記憶を強く残すために文字起こししてます。

2021/02/17 アフター6ジャンクション 8時台一部 文字起こし

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シゲの花束トーク文字起こししました。

2/17にアトロクで話をしていて、なおかつ2/21のシゲ部でもお話ししていたけどアトロクの方文字起こししました。

あまりにも熱弁していたのでw

 

 

宇多 加藤さん的にこの話をしないと先に行けないという件があるらしいじゃないですか
シゲ あの~いや、も、この番組でも相当されてたと思うんですけど
宇多 ええ
シゲ 花束…みたいな恋をした
宇多 出ました
シゲ まだ住んでます?
宇多 まだ大丈夫です!まだ大丈夫です!
日比 あはは(笑)
シゲ 頭ん中住んでます?
宇多 住んでる住んでる住んでる住んでる住んでる、あの登場人物達がね住んじゃった
シゲ ぼくも公開すぐ行ったんすけど中々引っ越してくれない…
宇多 引っ越してくれない!
日比 あ~
シゲ 多摩川沿いに…しん…いやぁ、…しんどくないっすか?
3人 (笑)
シゲ 俺もうしんどいんすけど
宇多 しんどいねぇ!(笑)
シゲ やっぱもう苦し、もう見てるときから苦行というか、最低で最高みたいなことなんですけどやっぱもう…なんか、こんなに俺じゃんって思うことはあんまないっていうか…
宇多 それはやっぱりその、まあ改めて言うならばあの映画「花束みたいな恋をした」ね、脚本家坂元裕二さん渾身の作品で、あのこの番組ではえっと…2月5日金曜日にわたくし映画評毎週やってるんですけど、これあの、公式書き起こしとか、まあ音源とかもね聞けたりするんで是非お聞きの方がご存じなかったら聞いていただきたくて、ず~っとね、その花束みたいな、この、なんていうの自分の自分史と照らし合わせて色々語りたい、人生感恋愛観語りたいという作品でもあって、日々さんもね、もう…先週おおいに語り倒して

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日比 もうもうまだ足りないぐらいですけどね
宇多 まだ足りない
シゲ まだ足りない、まだ大丈夫ですか
日比 まだもちろんです
宇多 っていうのがあったんですけど加藤さんもそれにやられてるというお話
シゲ なるべく自制したいんですけど花束の話は
宇多 いやいや
シゲ ただ、ちょっと体ん中に溜まってきて花束を抜かないと
日比 あっはっはっはっは(笑)
宇多 あはは(笑)
シゲ 麦と絹を抜いてかないと…
宇多 ねえ~
シゲ ちょっとつら、やっぱ見ながらもうほんとに苦しくってあの、ただ、麦の方が苦しく、絹の、き、絹の、絹ちゃんの方はまあなんかやっぱかわいいなぁと
宇多 有村架純さん演じるね
シゲ ある意味その好きだなって思ってる時点で…やっぱりもう麦的な?
宇多 はい
シゲ やっぱちょっとわかるみたいなところが
日比 あ~
宇多 これはやっぱり麦くん、ま、ようするに2人共このカップルは非常に小説とか読んでたりとか、あの、カルチャー感度が高いというのかな?
シゲ そう…そうですね
宇多 そこでちょっと
シゲ ぼんくら度がやっぱり
宇多 うんうん
シゲ 似てるというか、もうほんとにでも、ほんとに辛かったのはその、本棚を、に、ま家に行って…麦の家に行って絹ちゃんが「ほぼ同じじゃん」っていう
宇多 「超うちの本棚じゃん」
シゲ じゃんって言うじゃないですか、それよりほんと5秒前ぐらいにほぼうちの本棚じゃんって
日比 ああっ
宇多 あ~!!
日比 3人目!
宇多 あ、それなに、麦くんのその~菅田将暉さん演じる麦くんの本棚見て思ったんだ!
シゲ いや、思いました
宇多 や~べえ!
シゲ しかも、おんなじとこにAKIRAがあって…
宇多 あっはっはっは(笑)
日比 うわ~
シゲ おんなじとこにほしよりこがあって、小説はちょっと見えなかったんすけど
宇多 うんうんうん
シゲ でももちろんその出てくる名前も知ってる…この、ある意味しかもその節操ないんですよね、純文学のものとかの
宇多 はいはい
シゲ 色んなものの、節操なさがもう自分みたいで
日比 あ~
シゲ なんか、深いようで浅いのか浅いようで深いのか、わからないその…
宇多 うんうん
シゲ 自分の本棚、本棚ってやっぱ、
宇多 うん
シゲ 嫌だな~!って
宇多 あっはっはっは(笑)
日比 ふっふっふ(笑)
シゲ 思ってしまって
宇多 本棚ほんとにだから、そういう意味では、まあなんていうの、無意識領域も含めて自分が出ちゃうから本棚見せってたしかになかなか、ね、危険、だからこそ、その、そこぉ、も完全に一致したわたし達っていうね
シゲ そうなんす、ぼく、割りと自意識抜けたと思ってて、そのま、見せ、本もらう機会も多いし、もう無数にあるから本棚は別に逆に見られても別にぐらいの気持ちで行ったんですけど、そこ、なんか、また引き戻されて
宇多 お前の本来の本棚
シゲ だろ?みたいな(笑)
宇多 (笑)
日比 (笑)
シゲ こう、うわぁみたいな(笑)もう、きっつ…みたいな
日比 うわぁ…
シゲ で聞いてる曲とか出てくるものもめっちゃことごとく、あの、一緒で
宇多 へえ~
シゲ いや俺きのこ帝国カラオケで歌ってたっていう
宇多 うんうんうん
日比 うわぁ~
シゲ 年こそやっぱ違うんですけど
宇多 えぇえぇえぇ
シゲ いや、うん、一緒にタマフル聞いてるだろうなっていう(笑)んふふふふところに
宇多 いやいや違うんだよ、だからあの、なかでね、TBSラジオでいうと夜電波をね、粋な夜電波をね
シゲ そうですね
宇多 菊地成孔さんのを聞いてるっていうのが出てきてね
シゲ ああ
宇多 あいつら夜電波派だからなつって
シゲ たしかに
宇多 実はオフのところでず~っとね、あいつらでも所詮タマフルは聞いてない、あいつらたしかに低みとかね
日比 あっはっはっは(笑)
宇多 低みとか、ああいうコーナーはお好みじゃなさそうですからねえとかって
シゲ あっはっはっは(笑)
宇多 うん、あとあれね、こいつらどうせ日本のヒップホップはスチャとサミットしか聞かねえみたいなそういう奴らなんだな
シゲ そうっすね
宇多 うん
シゲ そこら辺のやっぱ、せっ、なんか、言ってもみたいなところもあるじゃないですか
宇多 あははははは(笑)
日比 言っても(笑)
シゲ 似てるからこそ
宇多 似てるからこそね
シゲ なんかすごいライバル意識出たり
宇多 ああ、そこ、そこなんだお前みたいな
シゲ いやでも若いときって自分に似てる作品があったらやっぱ共感して救われると思ってたんですよやっぱ10代の頃って
宇多 うんうんうん
シゲ 孤独じゃないですかやっぱそういうものを愛してるって
宇多 はいはい
シゲ だから救われると思ったんすけど、この年になって自分に似てる人を見るとこんなに苦行なんだっていうのは
宇多 あ~
日比 あ~
シゲ あの~、すごい思ってしまって
宇多 すごいね、加藤さんのこの自分事と取り度が、い、最近の花束エピソードの中でも1番きてますよ
日比 完全に麦、絹、シゲになってますよ
宇多 麦、絹、シゲ
シゲ いやぁ~もう感情移入が
宇多 うん
シゲ だから人生の勝算を読み始めたぐらいでよかったというか
宇多 あぁ
シゲ そっち行ってくれて良かったなみたいな
宇多 むしろ変わってくれてホッとしたと
シゲ ホッとしたみたいなぁ
宇多 麦くんがちょっとずつね、社会人としてね、まあ削り取られもあるし彼自信も変化する…
シゲ いやぁそうっすね、だから、でもやっぱ、絹ちゃんに関しては好きになってしまうというか…
日比 うんうん
宇多 いや、彼女いい子だもんだって
日比 そう~
宇多 ちゃんと言い合いしてもさ
日比 そうなのよ
宇多 一旦受け止めてくれたりとかさ
シゲ その、居酒屋のシーンでやっぱ、とある有名人…
宇多 ええ
シゲ の方いるじゃないすか
宇多 ああ、はいはい
シゲ 名前出してもいいのかもしれないすけど
宇多 大丈夫ですよ、序盤で、いいでしょ押井守さんがね
シゲ 押井守さんが、押井守だ!ってやっぱ思うじゃないですか
宇多 はいはい
シゲ 思った人と思ってない人で多分あそこまず分かれると思うんですけど、うわ~って思った後のあの帰りがけの…絹ちゃんの押井守評がやっぱ天才…
宇多 👏👏そこ!そこな!うんうんうんうん
シゲ そうなんです…ちょっと前に勝つために戦え!ってあの本を読んでてまた読み直してたんですよ偶然!だからそこでもやっぱりこう…なんか押井守という存在について
宇多 はい
シゲ その好きか嫌いか置いといてはっていうところ
宇多 そこ!
日比 最高~
シゲ あれが言える人ってめちゃくちゃ…
宇多 加藤さん、加藤さん、ぼくも全く同じところを、あの、好きか嫌いかは置いといてを入れるところに彼女の押井守認識の正しさがつって
シゲ いやぁほんとにこの人正しいなぁと思って
宇多 うんうん
シゲ でも、ただやっぱ、ちょっと描写で気にくわないなぁと思ったのは、勝手にですよ、あの…えへっ(笑)えと…え~あのお笑い芸人の、ど忘れしたな
宇多 天竺鼠
シゲ 天竺鼠さんのワンマンに行くじゃないすか
宇多 えぇえぇ
シゲ 天竺鼠のワンマンに行く女の子は人に髪の毛乾かしてほしくないんじゃないかなってずっと
日比 あはは~~(笑)
宇多 あ~(笑)あった
シゲ やっぱちょっと、ぼくも好きですけど、天竺鼠さん、空気階段じゃなくて天竺鼠さん
宇多 うん
日比 ふふふ(笑)
シゲ な感じは、そんな一筋縄かなと
宇多 なるほど
日比 なるほどワンマンライブですもんね
宇多 そんなちょろいかなと
シゲ ちょろいかなと
宇多 いきなり髪触らせるかなと
シゲ な、って思ったりもする、とこの
宇多 ずーっと…そういえば宇垣パイセン、火曜日パートナーの
シゲ はい
宇多 宇垣総裁は、そのたしかに髪を乾かす男は危ねえみたいなことを
日比 あっははは(笑)
シゲ おお
宇多 言ってましたね
日比 言いそう
シゲ あんときに俺はそれはしないっていうなんかこの(笑)むっふふ(笑)麦に対する対抗心
宇多 うん
日比 そうかぁ
シゲ だいぶ親密になってからの…いち…1日目で?みたいな
日比 初夜でしたもんね~
シゲ 初夜で
宇多 あとその、宇垣さんはちなみにその手前のところで、その公演のチケットを無駄にしたことをあんな声高に語rる(巻き舌)んじゃねえよみたいな
日比 わかるわかる~
シゲ そうっすね
宇多 てめえ大事なね、その席の分行けなかった人がいるrんだよこの野郎みたいな、なにがうひゃうひゃ言いながらチケット出してんだよつって
日比 こわい(笑)
宇多 それはね普通に怒ってましたね
日比 それはそうね、それはそうね、たしかに
シゲ わかりますだからあの焼き肉には公演があるから行けないって言えよみたいな、何言ってんだよみたいな
宇多 いやでもやっぱりそこは、なんかいいことあるかもしんないこっちついてけばっていうのはあるんじゃないですか~
シゲ そうっすね~
日比 押しきられちゃう、このなんか絹ちゃんのある意味の人の良さであり、ちょっとこう頑張ってほしいとこでもある
宇多 そうね
日比 うん
宇多 ぼくがレザボアドッグス初めて観に行ったときに渋谷の駅降りてシネマライズに向かう途中の道で友達と会って、士郎これから合コンなんだけど一緒に行くか?
日比 っふふ(笑)
宇多 そのやっぱり行く俺、行かなかった俺で言うと俺はレザボアドッグス行ったから
日比 お!
シゲ あぁ
宇多 そこはあいつらに勝ってると言っていい
日比 勝ってる!よかった~
シゲ そうっすね(笑)そういう感じになりますよね、どうにかマウントをとりたくなるっていう
日比 あははははは(笑)
宇多 (笑)
シゲ 麦に(笑)それぐらいやっぱね~なんか、すごい…でもやっぱ大人になるとそのやっぱ自分に似てない人と交際する方がいいだろうってなんか着地点にやっぱ、今どこで話してもなってくんですけど
宇多 うん
シゲ でもどっかで、会いたいっていう、絹ちゃんがいたら好きにならざるを得ないんじゃないかっていう、自分もまだいるんですよね
宇多 その坂元裕二さんはやっぱりその繰り返し作品の中で描かれるんですけどそこのバランスがすごくうまくって、あの、結局相手は自分のね似姿ではない、その自分ではないのだからということに直面する話も描きつつ、でも、これはエゴなんだけど、自分が大事にしてるところを共有されないのも、全く共有されないのも悲しいじゃんっていうのが例えばカルテットのその、夫婦の話であったりとかっていうのでやっぱその割りきれない感情ちゃんとね、常に幅として残されててさすがだなぁ~と思うんですよ
シゲ 愛、でも坂元さんのその愛情深さもあるし、ドライさも同時にあるから、すごい…つらい…のに最高みたいな
日比 あぁ
宇多 そうだね
シゲ トラウマ映画になっちゃって
日比 たしかにたしかに
シゲ ブルーバレンタインとかやっぱよく名前出てきますけど…
宇多 あの、ブルーバレンタインもさ、話の途中まで映画本編のもう、耐えがたいいわゆる倦怠夫婦もの
シゲ はい
宇多 耐えがたい、いいときと悪いときの対比似てますよね
シゲ そうですね
宇多 で、やるんだけど、最後のエンドロールでさ、輝かんばかりのその、その恋愛の瞬間をエンドロールで見せるじゃない
シゲ はい
宇多 で、あれが無ければね、その、単に、いやぁ~エグかったわ~、削られたわ~で済んでんのに、いい瞬間?やっぱり我々はこれをよすがにこの思い出をよすがに生きていってるところもあるよねっていう、だからそれがさっき言った逃げられないのよ
シゲ そうなんすよね
宇多 冷たいだけならまだ…
日比 そうなんですよね~
宇多 割り切れんのに
シゲ 絹ちゃんもそれが分かってる、て、そういう過ごしてる感じもするからやっぱ残酷というか
日比 あ~
宇多 あ~
日比 そうそう、どこかで何かを見てるんですよね遠くを絹ちゃんはね常に
シゲ なんてことのない話なのにこんだけ魅せ、まあ坂元さんぼくも好きなので、それで観に行ったんですけど
宇多 はい
シゲ やっぱすごいなぁと思いつつほんとに、やっぱ坂元さんがそこに対してあんまり興味がない感じがすごい詳しいけど興味ないっていう感じの
宇多 カルチャー的な記号とかね
シゲ そうなんですよね
宇多 うん
シゲ そこがやっぱこう…しんどいっす
日比 あはは(笑)
宇多 あのなんかね、ある特定の個人をリサーチしたっていうんですよね、複数の融合じゃなくてって言うから…加藤くんかもよ?
日比 ハッ
シゲ いやでも…
宇多 あははは(笑)
日比 え?(笑)
シゲ 多分、女性ですよね?男性なんすかね
宇多 あぁ
シゲ ぼくはあれ見ながら、いねえよ!って思った、そんな麦…あ、絹ちゃんいないよ!って思ったけど、いるっていう坂元さんの
宇多 そうですよね~
シゲ 何人か
宇多 でもその、だからそのAKIRAが置いてあるディティールとかね
シゲ ぼくの、いや(笑)
宇多 あはははは(笑)
シゲ ぼくの本棚かなぁみたいな(笑)
宇多 まあでもAKIRAは誰のうちにもあるということじゃないやっぱりそれは
シゲ ほしよりこと並んでるんすよ、多分つげさんとかあるんすよあの辺に
宇多 うんうん
シゲ 感じがなんか…きつ…きつい
日比 あははは(笑)
宇多 (笑)
シゲ 無ければバカにできたのに(笑)
日比 はっはっは(笑)
シゲ マウント取りづらいっていう(笑)
宇多 この自分事感もやっぱすごいね
シゲ いやぁ結構苦しかったですね
宇多 最高ですね、そしてやっぱりその生き生きと描かれすぎてるから出てってく、あいつらさ~家ね、映画の中では出てったけどさ~出てかないばかりか何度も繰り返しやがる
日比 もはや多摩川が彼らですもん
宇多 多摩川が彼ら
シゲ あっははは(笑)
日比 多摩川が彼ら
シゲ いや、つらい、つらいなぁっていう今、やっぱそれが今まだあの結構経ってるんですけど(笑)ぼくも2週間ぐらいだってるんですけどぉ、なかなか今…そうっすね
宇多 いやぁ~でもねそれだけの射程を持った作品だとぼくも思います
シゲ すばらしいっすね、1回これ話さないと今次に進めない
日比 あっはは(笑)
宇多 (笑)
シゲ 花束的自意識を1回取り払いたいんですよね
宇多 なるほど、わかりました、じゃあ花束の件は置いといて
シゲ すいません
日比 ありがとうございました
宇多 ということでまだ未見の方は映画「花束みたいな恋をした」ほんとにでも素晴らしい作品なので、あの猛然と語りたくなるっていう加藤さんの気持ちめちゃめちゃわかると思いますよ
シゲ へへへ(笑)
宇多 さ、ということで、加藤さんのね解剖がまだですからこれからね、
シゲ あぁ、はい
宇多 CMの後解剖します

 

宇多丸さんとの花束トーク 終わり〜

 

ちなみに火曜日パートナーの宇垣さんと宇多丸さんが語った花束トーク文字起こし

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 日比さんと2/10にお話しされていた花束トーク

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省略してる部分などあります

誤字あったらすいません